ツーリングやちょっとしたお出かけ用にSONYのDSC-RX100M5(RX100V)を購入しました。写真に関する持論を、作例を交えつつ、つらつらと書いていきます。
SONY RX100M5買いました。
2018年01月25日 更新
突然ですが先日、SONYのコンデジ、RX100M5(RX100V)を買いました。
ライカMシリーズにも通ずる無駄のないシンプルで素晴らしいデザイン。
あとZEISS銘よ。これだけでキマる。
今日はレビューというより作例も交えながら写真に関する考えを中心つらつらと書いていきます。機能的なレビューに関しては、おそらく別の記事で書きます。
購入動機
これまで富士フィルム X-T10を使っていました。X-T10でもほとんど不便は無いですし、画の雰囲気や表現力はX-T10の方が勝っています。これはRX100M5をしばらく使った今でもハッキリと言えます。富士フィルム最高。
では、ここにきてなぜ今更コンデジであるRX100M5を購入したかというと、以下の理由があります。
- バイクで出かけることが増え、カメラやレンズが重荷になってきた
- 写真へのモチベーションを取り戻す(力技)
- 動画撮影に力を入れたい
もったいぶったくせに全然ひねりは無いんですけどね。すいません。
このあたりをちょっと掘り下げていきます。
コンパクトさと画のバランス
ネットに上げるだけならそこそこ写るコンデジでいいでね?
という真理(?)に気付いた結果、自ずとRX100M5に行き着きました。
ボディだけで言えば、SONY α9やFUJIFILM GFXの様に凄まじいスペックのカメラですらかなりの小型化が図られました。しかし、レンズに関してはどうしてもスペックとサイズが比例するという呪縛から逃れきれていません。
こうしたことからレンズ交換式カメラは画と引き換えにコンパクト性が犠牲になっているため、どうしても大荷物になります。(そんなことから結局フィルムカメラも使わなくなっちゃったしね…場面によるけど)
正直、ここ一年くらい「あの重い荷物を持って撮影に出かけるのか…」ということで撮影自体が億劫になっていました。
撮りたい欲求もあったので、どうしたものかなーって考えている時にたまたまRX100シリーズに出会い、一発で落ちました。
「いつでもそれなりの画が撮れる」はモチベーション回復の魔剤?
ここ数日持ち歩いて撮っているうちに、少しずつモチベーションが回復してきました。
前述のとおり、カメラを持ち歩くこと自体が億劫になっていたのですが、RX100M5はコートのポケットに入るサイズなのでいつでも持ち歩けます。ちょっとコンビニに行くときでもね。
これってすごく大事。写真を続けられるかどうかって「写真を撮りたい」という気持ちと「カメラを持ち歩くの面倒だな」という気持ちのせめぎ合いの結果も一つの要因だと思うんです。
それだけなら携帯のカメラで十分です。しかし、それなりに写真を撮ってきた人は「ボケが~」「ズームが~」「高感度時のノイズが~」などの考えが出てきます。そうなってしますと、もう選択肢はハイエンドコンデジ一択。
そう、カメラマンってめんどくさい生き物なんです。
写真を撮るモチベーション=心の感度。モチベーションのリハビリとは。
写真を始めた頃から「写真を撮りたいと思うのは、その場面に何かしら心が動いたからだ」という持論があります。ポートレートなら「表情や仕草にドキッとした」、スナップなら「今、この時間、この場所に何かを感じた」など。
この「ドキッとした」「何かを感じた」というのは、各々が生まれ持った感受性によるものもありますが、日常生活や、写真を撮っている中で育っていくものでもあります。
しかし残念ながら、刺激のない日々を繰り返すことでどんどん鈍り、感動することが無くなってくる(心の感度が下がる)んですよね。
これの解決法は様々ですが、力技だけど一番の方法は「カメラを買うこと」だと思うんです…w
新しいおもちゃを買ったときってワクワクするじゃない?それと同じアレ。
カメラを買うという大きな刺激を心に与えて感度を爆上げしたところで、小さなことでもいい、無理矢理でもいいからファインダーを通して感動を見つける(心の感度を上げる)ということをやっているうちにリハビリになるんじゃないかなーって思います。
卵が先か鶏が先か論のような話ですが、「モチベーションが無いから買ってもしょうがない」って思ってもとりあえず買ってみても良いと思います。
そこまでしてダメなら多分もうだめです。枯れてます。しばらく写真のことは忘れましょう(経験談)
生きた記録を遺したい
ポートレートを撮ったり撮られたりしているうちに、気付いたことがありました。それは。本当に遺したいものって、きれいに着飾った姿じゃなくて、ありのままの”生きている姿”なんだと。
あ、でももちろん着飾ったカチッとしたい写真もあればベストですよ。普段は枯れたおっさんでしかないので、たまにはそういう写真も撮っておかないと張り合いが無いし。
本題に戻るけどね、先日アップした、パンタグリュエルへのツーリングや大洗へのキャンプツーの記事内で、私が制作した動画(Vlog)を紹介しました。
これ、なんとなく始めたことだったのですが、編集を通してその場面を追体験している自分がいたんです。そん時に、「あ、これが今この時代に確かに生きていたという証なんだな」と実感しました。
うわ、すっごい思春期の中学生っぽいなこの言い回し。
それだけなら携帯のカメラで十分です。しかし、それなりに動画を撮ってきた人は「フレームレートが~」「ビットレートが~」「手ぶれ補正が~」などの考えが出てきます。そうなってしますと、もう選択肢はハイエンドコンデジ一択。
そう、カメラマンってめんどくさい生き物なんです。(コピペ
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でもまぁ、せっかくかなら綺麗な映像がいいじゃないですか。VHSとか味があっていいけど、記録って味を楽しむものじゃないですし。
そんなこともあり、自撮り可能なチルト液晶を搭載しているうえ、超強力な5軸手ブレ補正の恩恵を受けながら4Kまで撮れるRX100M5は最良の選択でした。
総評:いいモノに出会ったなぁ…
まだ使い始めて数日ですが、RX100M5の良さには圧倒されるばかりです。
冒頭にも書いたとおり、画の雰囲気や表現力は富士フィルムの方が好きです。しかし、それ以上にRX100M5のコンパクトさと1型センサーとは思えない画は、確実に心を豊かにしてくれています。
それを気軽に持ち歩ける。うーん、これは素晴らしい。
まだまだ使いこなせていない機能はありますし、RX100M5での撮影シーンが少ないので、これからどれだけの力を発揮してくれるか楽しみです。
あ、ちなみに冒頭の俯瞰ショットとこれは富士フィルムのX-T10で撮った写真ね。全体の雰囲気や、モノの質感表現いいでしょ?おすすめだよ?おいでよ富士フィルム沼。(なんだこれ)